労れマイハート、労れマイボディ

あっちこっちに愛があふれてる

仕事を辞めた

 

仕事を辞めた。2回目。

 

前職のアパレルを辞め、数ヶ月のニート期間を経て、昨年12月に転職。

もともと接客が好きで、というより人に喜んでもらうことが好きで、いわゆる「ホスピタリティ・おもてなし精神」を大切にしているタイプの女です。

(そのルーツは東京ディズニーリゾートなのだけど、ディズニーについて語り始めたら1週間かかるので、それはまたいつか)

仕事を2回辞めた今、自分の中で整理が必要だなと思った。

インターネットをずいぶん早くからやっていたので小学生のときが初のブログ開設だった。とっても久しぶりにブログを書いてみようかなと思い、はてなブログに登録です。


 

前職。

学生時代から『年末年始や世間の長期休暇が働きどき』のアパレルのバイトをしていたし、平日休みでも構わないと思っていたけど、新卒で実際に働いてみるとなかなかにしんどかった。

経費から落ちないタクシー代を払い、片道2時間かけて元旦の早朝に出勤した日のことは特に忘れられない。学生時代の友達が、休暇を楽しんでいる様子のインスタをアップしていて、余計に疲れたのを覚えてる。

アパレルは意外と肉体労働で、前職(すでに前々職となった)は日付が変わる頃に帰ったり、心身ともにやられていった。

最後は店長代理もしたし、いい経験だったとは感じているし、とにかく服を通してお客様と話すのが好きだった。正直、アパレルは天職だったのかなとも思う。

 

わたしの母は昔交通事故にあい、それから体を動かすのがしんどい(線維筋痛症などなど、たくさん抱えている)のだけど、そんな母にわたしの生活リズムに合わせてもらうのがつらくて、最終的に辞めた。

他にも理由はあって、むしろそれが大きいのだけど、それなりの会社だったし、身バレが怖いので詳しくは書きません。

 

 

今回の転職。

接客を諦めきれず、でも土日休みも欲しい…という無茶な要望を満たしたのが、今回の会社だった。

土日休みで、接客業。どちらかというと、営業販売。ここも特殊な会社で、あんまり書くと確実にバレそうなので詳細は控える。

圧倒的縦社会、正直宗教のような会社だった。

しかし以前からサイコパスみたいな上司を相手に働いてきたし、前の会社もわりと縦社会だったので、そこは目をつむった。

だけど、でも、おかしかったんだよね。最初からうすうす気づいてたけど、この会社本当にヤバイって!

 

周りに転職先のことを話すたび、「そこめっちゃヤバない?」と言われた。人に話すたび自分のおかれている環境に恐怖したし、でもそんなすぐに辞めてられないし…となんとか頑張ってきたけど、面接で聞いたことと全く違う労働条件で働かされていることをありありと実感して、退職しようと思った。

関西勤務のはずが、なぜか北陸、中国地方、四国を飛び回って、平日は家に帰れなかった。

休憩はなくて、お昼ご飯はほぼ食べられない日々、ホテル生活のため不健康な食事で、精神がおかしくなるかと思った。

上司は9割男で、気遣いのかけらもなく、わたしを含め女の社員は常にしんどい思いをした。

売上のことしか考えていないので、残念ながら人への気遣いやお客様へのおもてなし精神は持ち合わせていないらしい。ご愁傷様。

 

2週間くらい前、岡山行きの新幹線の中で1時間以上泣きっぱなしで、もう無理だと思った。

3列シートの真ん中でずっと泣いているわたしを、気まずそうだったけどずっとスルーしてくれたサラリーマンのおじさんたち、ありがとう。

翌日マネージャーに連絡したら、わかっていたけどずいぶんと軽い反応で(なんせ今年に入って退職する人間はわたしで21人目。お察し)、とりあえず3月いっぱい、あと2週間はいて欲しいとのことだった。

こんなに皆辞めまくっている会社なので、正直今日にでも辞められるのではないか?と思ったけどそれは無理だったらしい。

 

なんとか2週間働いて、3月のラストフライデー、めでたく退職。

恨みしかない弊社(もう今後言うことはない、ヤッター)、最高にハッピーな気分で終えられると思っていたのだけど、最後の最後、今週のチームの上司が大変いい人だったので、少しさみしい気持ちになったのは秘密。

毎週チームが違うため、もちろん毎週上司、先輩も違う。毎週失望させられるのには笑った。

しかし今週の上司ふたりがとっても優しく面白く気遣いもしてくれる人たちだったので、「もうすこし働きたかったなあ」などと戯けたことを思ってしまった。

特にお気に入りの上司はわたしを「エムちゃん」と呼んでくれた(本当はもっとかわいく呼んでくれた)ので、この人ともっと早く出会っていたら、もう少し希望が持てたのかな…なんて。答えは否だろうけど。

情で働くのはなにより良くないと、前の会社でもよくわかっていたことなのに、馬鹿だなあと失笑。

なにより笑えるのは、最後別れた後、上司が車の中から「エム!スーツケース忘れてる!!!」と叫んだこと。スーツケースを忘れて一生の別れをするところだった。

 

正直憎しみしかない会社だし、今すぐ社長に電話してこの会社の有様を伝えてやりたいくらいなのだけど、ハモンセラーノと生ビールを買ってご機嫌なので、とりあえずはおとなしくすることにする。

この苦しい数ヶ月の中でわたしを支えてくれた和牛(お笑い芸人)に、とっても感謝したい。たくさん笑わせてくれてありがとう。

親友、たくさん優しい言葉をかけてくれてありがとう。

そして母、また5日間ホテルに泊まるわたしを送り出す日は必ず豪華なご飯を作ってくれてありがとう。

 

不安ばかりで辞めている場合ではないのだけど、いたわれマイハート、いたわれマイボディなので、とりあえずすこしゆっくりしたい。

勉強をしたいと思っているので、バイトをしながら次の職に繋がりそうなことを勉強して、今度こそしっかり腰を据えることのできる会社に勤めたいなあと思っている。

2社経験して、会社なんて働いてみないとわからないし、企業理念なんて正直まったくあてにならないことを気付かされた。

それでもやっぱり、わたしは誰かを喜ばせたいし、やるならやりがいのあることをしたいので、同じような気持ちを持つ人々が集まる会社に行けたらいいなあ、なんて。希望をもつことは辞められない。

 

だらだらと書いてしまったけれど、これはひたすらにわたしの心の整理です。

すべての悩める社会人、または未来の社会人が、すこしでもハッピーに毎日を過ごせますように。

みんながあと少しずつ愛をもって接すれば、もうちょっと息がしやすい世界になるのにな。

いいこともわるいこともたくさん吸収したからこそ、ベストな自分を見つけたいなと思う。

しばらくは憂鬱からグッバイして、まずはわたしより1週間早く辞めた同期と飲みに行ってきます。

 

 

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